2009年05月27日

地球温暖化は本当か?

最近、というかここ数年、地球温暖化懐疑論を提唱する学者さんが日本で増えている。この間、渡辺正教授(確か東大)が出てらっしゃるニュース番組を見たのだけれど、彼の理論はなかなか考えさせられる。

大抵、地球温暖化懐疑論を語る人は、リサイクルはやめろーとかわーわー言うだけで大しておもしろくもなんともないんだけれど、彼は光合成の研究者できちんと研究室ではそういうことをやっていらっしゃるので、なかなか突っ込みどころがないのだ。

簡単に言うと、彼が言うには、二酸化炭素が増えて植物が早く育つ(これはまぎれもない事実)方が、飢餓問題や貧困問題を抱える地球にとってもっといいのではないか、ということなのだ。最悪のシナリオで、この先100年で4℃上がる、といわれている地球の平均気温なんだけれど(IPCCのレポートによると)、つまり一年で0.04℃というわけで、そんくらいいいじゃん! と彼は勢いよくニュース番組で言っちゃっている。

どうでもいいがこのニュースキャスターの質問があまりにも幼稚で、せっかくの彼の理論展開が台無しになる場面が度々あってほんとにいらいらした。せめて少し勉強してくればあんな質問しないだろ、というようなことを平気で聞くアナウンサー。ジャーナリストかな。

仕事柄というか仕事そのままなんだけど、よくいろいろな人に「地球温暖化は本当に起こっているの?」と聞かれるんだけれど、僕はいろいろな意見を聞いた結果、「ようわからん」と答えることにしている。笑

ただ、僕の研究分野は「気温の変化」なので、例えば朝寒くて午後から暖かくなってもそれは気温の変化だし、温暖化が起こっているかどうか、ということは僕の研究にとってはそれほど重要ではないと思う。(という逃げの姿勢)

でも一つだけ言えることは、地球の気候や二酸化炭素濃度が変化したとして(仮にね)そのときに迅速に対応できるように世界農業体制を整えておく、というのは大切なことだし、今すぐにでもやらなければいけないことだと思う。そういうことを僕はやっているんです。

渡辺教授は本も出しているのでちらっと見てみるとおもしろいですよ。
posted by Ucchy at 10:59| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かなり興味ありです。以前、太陽の活動が停滞期に入り、小氷河期が来るって言う話も聞いたことがあります。
温室だと二酸化炭素のボンベもあるし、多少二酸化炭素が濃くなっても息苦しいとかないしね。
逆に、二酸化炭素から、炭素と酸素を工業的に分離できれば、究極のカーボンオフセットなのにね。
反芻動物のゲップに含まれるメタンは二酸化炭素より温暖化に貢献してるとか・・・
Posted by もじける at 2009年05月27日 23:07
二酸化炭素から炭素と酸素を作ることが出来るのは植物(光合成)だけですが、それを工業的に、となると難しいでしょうね。植物はすばらしいです。

メタンは確かにニュージーランドなどでは大事な温暖化ガスですが、10年も経てば大気中で分解してしまうんですよね。ですから大気中に蓄積することがないので、温暖化ガスとしては僕はそれほど重要ではない、と思います。

温暖化に貢献している、というのは、二酸化炭素一グラムとメタン一グラムでは、メタン一グラムのほうが確か30倍くらい温暖化効果がある、ということです。GWP(Global Warming Potential)と言って、そういう数値を研究している人もたくさんいます。ちなみに亜酸化窒素はそれが300くらいもあるので、窒素ガスも大切な温暖化ガスです。
Posted by UCCHY at 2009年05月28日 09:02
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